あざらしQ&A
ページトップ
あざらしQ&A
・芸はできるの?
・海で魚を食べても、おなかは水でいっぱいにならないの?
・水中でどうやって寝るの?
・潜水時間はどれくらい?水深は?
・時速何キロで泳げるの?
・芸はできるの?
アシカのショーは見た事があってもアザラシのショーはあまり見ません。
まさか、アザラシはアシカに比べて頭が悪いのでしょうか?いえいえ、アザラシの知能はけしてアシカに負けません。
しかし、『海の友だちアザラシ』の著者、グローネフェルトは著書の中で書いています。
「そのドラム缶のように太った体では、曲芸や綱渡りのような芸をしこむことは期待できない」と!
陸上では、短い手を使って体を少し持ち上げるのがやっとなアザラシに、アシカ同等の素早くリズミカルな演技を期待しても無理なのです。つまり、早い話が太ってるからなのでした!
いや、そう言ってはアザラシがかわいそうです。
ひれ脚の構造に違いがあり、腹ジャンプで移動するアザラシと� �い、アシカは後ろ足を使って器用に歩く事ができるので、それが決定的な差なのです。
オフ蚊に何をしている
ただ、教えれば、アザラシはタンバリンを叩いたり、投げた輪を拾ってきたり、できるそうです。
日本でも、アザラシのショーを行っている水族館はあります。
また、アザラシがあまりかしこそうに見えない原因のひとつは声だそうです。
ひれ脚類(アザラシ・アシカ・セイウチ)の中で、一番声を出さないのがアザラシです。
赤ちゃん時代はよく鳴きますが、成長すると声で感情を表現する事が少なくなります。
でも、寡黙なアザラシはその分、耳が良いとされています。
複数のボートのエンジンを聞き分けたり、音楽に関心を示したりもします。
音楽に合わせて体を揺らしたりするそうですよ。
(『海の友だちアザ ラシ』の中で、「幽霊が道化役を演じているようなしぐさ」と表現されていましたが;)
ショーとなると、アシカに軍配が上がるようです。
私としてはアザラシの活躍も見たい反面、アザラシはごろごろしてるのがイイ!とも思うのであります。
ページトップ
・海で魚を食べても、おなかは水でいっぱいにならないの?
魚を飲み込む時、水も大量に飲み込むのでは…なんてことはありません。
口をあけて、魚を待っている時、のどの筋肉が自動的に収縮し、舌が上あごについてのどの奥をふさぐ仕組みになっています。大きな魚を飲み込む場合は、一度魚をくわえたまま、海面に顔を出し、体勢を整えます。
上を向きながら、魚を流し込むようにして飲み込みます。
まるごと飲み込んでも2〜3時間で消化するようです。
乳酸ミリスチルは何ですか?
また、魚を捕まえる時は、しっぽからぱくっと捕まえますが、飲み込む時は頭からなので(でないとウロコがのどにつっかかるから)、器用にも一度ひっくり返すようです。
ページトップ
・水中でどうやって寝るの?
アザラシは陸だけでなく、水中で寝ることもできるのです。
体を立てて、垂直になって寝ることもありますが、水面に背中だけ見せてプカプカ浮きながら寝ることもできます。アザラシは肺呼吸ですから、たまに空気を吸わないといけません。
しょっちゅう目を覚ましていたのでは、睡眠不足になってしまいますが、アザラシは無意識で呼吸をすることができます。肺の空気がなくなると、その状態を中枢神経組織に知らせ、反射的に頭が上にあがるようになっています。
顔が水面に出たら鼻がぴこっと開いて空気を取り込みます。
そして、また下がっていきます。
まるで、エレベーターのように浮き沈みすることができるのです。
もちろん、目を閉じて眠ったままです。
浮� �んでくるのは5〜15分おきです。中には、浅瀬の水底に寝床を作って眠るアザラシもいるそうで、これは人生経験豊富なベテランアザラシがするそうです。
呼吸は30分に1回でも平気なこともあるようです。
自然な毛のかつらは、スタイルを自分ですることができ
参考:『海のともだちアザラシ』『アザラシの自然誌』
・潜水時間はどれくらい?水深は?
アザラシは肺呼吸なので、人間と同じように空気を吸う必要があります。
魚のようにずっと水に潜っていることはできません。
潜水時間は子どもは短く、大人になるにつれて長くなるようです。大人であれば、7〜9分程度が平均。
子どもであれば2〜4分です。
特に長く潜水するときは、大人であれば20〜30分までは可能なようです。
中には45分、潜っていたという記録もあるようですが、これはかなり長い方です。潜水の深さですが、これはアザラシの種類によっても違うようです。
『アザラシの自然誌』によれば、
ゼニガタアザラシで90メートル
ズキンアザラシで75メートル
ウェッデルアザラシでは450メートルという記録があるそうです。
これは、アザラシが自発的� ��潜った距離ではなく、人間がアザラシを沈めてみて、耐えられたかどうかという実験らしいです。また、『鰭脚類』によると、
ウェッデルアザラシの600メートル(73分)
キタゾウアザラシの1250メートル(62分)
と、いう記録があるそうです。深海まで潜るとなると、鼻や耳から水が入ったり、水圧で中耳や肺がつぶされたりという危険があります。
アザラシの場合は、潜るときには鼻と耳は自動的にぴこっと閉じます。
中耳の裏は静脈洞があり、水圧を受けるとここが膨らみます。
その中を流れる血液によって、押しつぶされるのを防いでいます。
また、長い時間潜るとなると、酸素を効率的に取り込まなければなりません。
血液が酸素を運ぶわけですが、アザラシの血液量は人間と比べて多く、血液中の酸素量も、人間の3倍となっています。
ページトップ
・時速何キロで泳げるの?
『アザラシの自然誌』の中で、8.8キロほどだと書かれています。
これは、岸沿いに泳ぐアザラシを観察して計算した結果だそうです。アザラシは速く泳ぐ時は、手を体にぴとっとくっつけて、魚雷のようになって進みます。
ゆっくり泳ぐ時は、手は開いたり、あおるような動きをしたり、安定板の役目をします。
観察した時のアザラシは、手を体につけ、急いで泳いでいたので、速いスピードであっただろうということです。ちなみに、イルカの場合はもっと速く、船のスピードとの比較から時速20キロは出せるということです。
ページトップ
アザラシ教室
0 コメント:
コメントを投稿